RB26のクランクプーリー破損
車輌はBNR32、640psのサーキット仕様です。
クランクプーリが割れるのは、最高回転を9500rpmまで上げたドラッグ仕様では当たり前なんですが、レブリミットを8200rpmにし、ドライバーも8000rpm以上は回さないように気を付けていたにもかかわらず割れてしまいました。
左は正常なプーリー ↑↓ 右は割れてしまったプーリー
クランクプーリーが割れてしまうと、プーリーが空回りしてしまう為パワーステアリングが効かなくなりハンドルが重くなる、オルタネーターが回らなくなって発電しなくなる。一番怖いのがウォーターポンプが回らなくなる事でオーバーヒートしてしまう事です。
対策としては、HKSのクランクプーリなどに交換する事ですが、高価なので8000rpm以上は回さないように気を付ければ新品を定期的に交換する事で防ぐ事ができるトラブルだと思います。
タイミングベルト交換時やオーバーホール時などクランクプーリーを外す時には、ついでに新品に交換しときましょう。
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